ホストの紹介 暮らしの宿 福のや、

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  • 暮らしの宿 福のや、

\頴娃のおいしいもの、いつまでも残したい農風景。
心地よい宿を運営し、頴娃に暮らす人たちが感じる幸せをお裾分けしています。/

暮らしの宿 福のや、

  • 所在地
    〒891-0704 鹿児島県南九州市頴娃町別府503番地4
  • 営業時間
    10:00~17:00
  • 電話番号
    050-3567-1850
  • ホームページ
    https://www.fukunoya-ei.com/

暮らしの宿 福のや、のご紹介

茶や、 瀬川知香さん

茶や、 瀬川知香さん

プロフィール
瀬川 知香(せがわ ちか)さん

鹿児島県鹿屋市出身。高校卒業後、大阪にある旅行関係の専門学校に入学。卒業後は旅行会社や四国の観光協会、県内の観光NPOなどで経験を積み、2015年に頴娃町へ移住。地元NPOのスタッフとして働きながら、古民家を改修して一棟貸しの宿「福のや、」を開業。数年度、同じ町内に2軒目の宿「茶や、」をオープン。頴娃町の暮らしの魅力を届ける体験プログラムや観光ガイドを企画し、多くのお客さんから親しまれている。

2015年に頴娃町に移住し、現在は2軒の宿を運営

2015年に頴娃町に移住し、現在は2軒の宿を運営

鹿児島県鹿屋市出身の瀬川さん。

高校卒業後は、大阪にある旅行関係の専門学校に進学。卒業後は、旅行会社に就職しました。

さまざまな経験を積む中で、「お客さんを観光地に送る立場ではなく、地域の一員として観光に関わりたい」と思うようになり、四国の観光協会に転職。

その後、県内の観光NPOでも経験を積み、2015年に頴娃町へ移住しました。

移住後は、地元NPOのスタッフとして働きながら、民宿スタイルの「福のや、」の運営を開始。

2年ほど経った後、物件の関係から徒歩数分の古民家へ移転し、“頴娃を暮らすように旅をする”をコンセプトにした「暮らしの宿 福のや、」を再始動させました。

現在は、茶畑に囲まれた1日1組限定の宿「大野岳の麓 茶や、」と合わせて、2軒の宿を運営しています。

どちらも古民家を改修してつくられているのが特徴で、「頴娃町の暮らしの魅力を楽しんでほしい」という瀬川さんの思いが込められています。

地元のお茶農家さんと取り組んだ「茶や、」の活用

地元のお茶農家さんと取り組んだ「茶や、」の活用

「せっかく来てもらったからには、お客さんには頴娃らしい体験や頴娃の人しか知らないような風景を見てほしい」と語る瀬川さん。

茶や、では、地元の名産であるお茶を使ったブレンドティーづくり体験や、大根やぐら(干し大根をつくるためのやぐら)を登るツアーといった農業と暮らしを楽しむ観光案内なども提供しています。

茶や、という少し変わった名前について伺うと、「ここは元々、地元のお茶農家の皆さんが管理をしていて、観光で訪れるお客さんをもてなすための場所だったんです」

瀬川さん自身も移住してすぐの頃から、お茶農家の方々と一緒に茶畑の案内やお茶の試飲体験を行なっていたそうで「農業と観光の橋渡し的な場所だった」と当時をふりかえります。

その後、関わっていたメンバーのライフスタイルの変化もあり、茶や、の管理は瀬川さんが引き継ぐことに。現在は、主に宿や体験プログラムの提供拠点として活用されています。

農業に馴染みがない人にも気軽に楽しんでほしい

農業に馴染みがない人にも気軽に楽しんでほしい

ブレンドティーづくり体験をはじめたのは、3年ほど前。

はじめたきっかけについて質問すると、「カフェにお茶をしに行くような感覚で、農業体験を提供したかったから」と話します。

農業体験というと、土に触れたり、少し重労働だったり、汚れたり、注意が必要な場面も少なくありません。また天候にも左右されやすく、提供するハードルの高さを感じていたそうです。

「普通の観光と比べて、農業体験が少し離れた位置にあるのがもったいないと思っていました」とふりかえり、もっと気軽に農業に触れられる観光体験を……と考え、ブレンドティーづくり体験を企画しました。

ハーブの種類や季節の食材を積極的に取り入れるなど、少しずつ改良を重ねながら現在の形に落ち着いていったそうです。

「お茶×さまざまな食材」で新しい魅力を提供する

「お茶×さまざまな食材」で新しい魅力を提供する

お茶に関するプロフェッショナルが多い地域だからこそ、さまざまな食材との組み合わせを楽しむブレンドティーづくり体験は、お茶の魅力を再発見することにもつながっています。

それは、宿の運営の他にもトウモロコシや西洋ニンジンなどを育てる農家の一面を持つ瀬川さんだからこそ、思いついたアイデアだったのかもしれません。

「お茶農家じゃないのに、お茶の体験を提供することに自分自身抵抗があって。お茶に関するすごい人はたくさんいる中で、なるべく重ならないようにしたくて『野菜や果物との組み合わせ』を思いつきました」

予約の際にお客さんの味の好みを知れることもあるそうで、甘いものが好きな場合は苺やマンゴーを多めに。

反対に、渋めの味わいが好きな方にはゴボウを用意するなど、好みに合わせて用意する食材を変えることもあるそうです。

「お客さんが夢中になっている姿や、『楽しいね』という声が聞こえると嬉しい」と話す瀬川さん。

試飲の際には、お茶の色も楽しんでもらえるように透明なカップを採用。食材だけでなく、細かい道具も日々アップデートされているようです。

地域の一員としてお客さんを迎え続ける瀬川さん

地域の一員としてお客さんを迎え続ける瀬川さん

仕事の合間の息抜きについて聞いてみると、自宅で猫とウサギを飼っているそうで「すごく癒されています」と教えてくれました。

長年、観光業に関わっていたこともあり、自身も出かけるのが好きなようで、最近は気になったお店や施設を取材するライティングの仕事もしているそうです。

好きなことや得意なこと、やりたいことを組み合わせながら、アイデアを形にし、地域の一員としてお客さんを迎え続けている瀬川さん。

「都会の騒がしさを離れ、田舎でちょっとのんびりしたい」という方には、ぴったりな場所かもしれません。

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